資産形成を始めようとした時、最初に考えたのは「何に投資するか」
5年前、貯金だけでは将来不安だと感じ、投資を始めることにしました。
でも、投資って何から始めればいいのか、本当に難しいんですよね。
1社の株を買うべきなのか、投資信託がいいのか、そもそも投資って危なくないのか……。
そんな時に出会ったのが「インデックス投資」という考え方でした。
これは、1社に賭けるのではなく、たくさんの企業にまとめて投資するやり方。
初心者でも始めやすく、長期的に右肩上がりを目指せる、資産形成の王道です。
この記事では、私が悩んだ末に「S&P500」を選んだ理由と、その背景にあるインデックス投資の考え方についてお話しします。
まず、資産形成の王道は「インデックス投資」
投資初心者にとって最初に覚えてほしいのは、「インデックス投資」という考え方です。
インデックス投資とは、1社や1つの商品に賭けるのではなく、たくさんの企業にまるごと投資する方法。
たとえば、アメリカの代表的な企業500社にまとめて投資できる「S&P500」、
世界中の約3,000社以上に投資する「オール・カントリー(オルカン)」などがあります。
1社だけの株を買うと、その会社が倒産したら資産はゼロですが、インデックス投資ならたとえ何社か調子が悪くても、
全体として経済が成長すれば資産も増える。つまり資産がゼロとなる可能性は限りなく低い。これが「分散投資」の強みです。
そのため、私もインデックス投資をメインとしていくことにしました。
日本の代表的なインデックス
日本国内にも「インデックス投資」の対象となる株価指数がいくつかあり、「日経平均株価」や「TOPIX」が代表的なものとなっています。
もちろん、これらに投資することも選択肢の一つとしてはありだと思います。
なぜ日本ではなく、世界や米国なのか?
日本に住んでいると「日本株の方が安心なのでは?」と思う人もいるかもしれません。
ですが、よくニュースでも言われているように日本は「失われた30年」と言われ、日経平均株価はバブル時代の最高値を超えるのに30年以上かかりました。(直近2024年〜2025年にやっと日経平均株価は過去最高値を更新しました。)
一方、アメリカや世界経済はその間も成長を続け、長期的に見ると株価は右肩上がりで成長しています。特にアメリカは世界のイノベーションの中心であり、アップル、マイクロソフト、アマゾン、グーグルなど世界トップ企業が集まっています。
だからこそ、資産形成の土台としては「世界」や「米国」に投資する方が、将来の成長を期待できると考えました。
全世界株式(オルカン)ではなくS&P500を選んだ
じゃあ「世界」か「米国」か。ここでまた迷いましたが、最終的に私は「S&P500(アメリカ株)」に投資することを選びました。
その理由は、「アメリカが強いから」といった単純なものではなく、次のような考えからです。
- インデックス投資のメジャーな選択肢としては、「全世界株(オルカン)」か「米国株(S&P500)」の二択
- 世界に分散するということは、各国のリスクも背負うことになる
- 中国・新興国・ヨーロッパなど、不安定な地域のリスクも含まれる
- オルカンの中身を見れば、結局アメリカ企業が全体の半分以上を占めている
「世界分散」と言いながら、アメリカの割合が大きく、さらに他の国のリスクまで背負う。
それなら、資産形成初期は実績のあるアメリカに投資しよう、と考えました。
リスク分散は「ある程度の資産」ができてから
もちろん、アメリカも将来どうなるかわかりません。
でも、最初からリスクを恐れて債券などに分散しすぎると、リターンも小さくなります。
資産が小さいうちはあまり分散ばかりを考えずに「自分が決めた投資先に継続して投資し続けること」に集中して、ある程度まとまったら分散やリスク管理を考える。
私はそういう順番で進めようと思いました。
まとめ:自分で納得して選ぶことが大事
この考え方が正解かどうかは、15年、20年先にならないとわかりません。
先述したように、日本株も最近は好調で、将来更に日本が伸びる可能性だってあります。
でも、他人の意見に流されたわけではなく、自分で考えて決めたことだから納得できる。
インデックス投資は長期的に右肩上がりを信じるということが大前提のため、暴落が来ても投資し続けること、途中で売らないことが何よりも重要です。
自分で考えて納得して答えを出したからこそ、これからも私の資産形成の基礎はS&P500から変えずに継続していこうと思っています。
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